令和

レイという音であれば
礼がまず良い漢字だろう
麗でもいいし
霊でもいいのだが
麗は画数が多すぎる
霊は過去にも使用例があるのでいいようだが
なにしろ安倍夫婦がスピリッチュアル夫婦なので
霊にするといろいろと憶測が飛ぶだろう
礼和ならばすんなりしているが一般の使用例が多いので却下となったかもしれない
霊和ならばいかにもの漢字で、これを大喜びする人たちもいそうであるが
だからそこ、あからさますぎるから、遠慮したものだろう

令和は「りょうわ」と発音しても許される可能性があることも難点だろう

令徳の例では、徳川に命令するの意味だから却下されたという
令和では大和に命令するという意味になってしまう
大和に命令したい人たちとしては密かに嬉しいのだろうか

典拠が国書であるとか言うのであるが
国粋主義、偏狭なお国自慢だろう
一番良いものに典拠を求める教養が大切だろう
田舎者の夜郎自大

しかも、梅を眺めて、いい日和だと楽しんでいる叙景の文章であり
国の理想や方向を示すものとは全く異質である

令については、すばらしいもの、良いものとの意味があり、令嬢とか令夫人とかが
例として挙げられているが、良いものという意味も、理由を考えたほうが良い
令は、「律令」と言われる法律がもともとの意味で、法律を司る役人の意味になり、
役人は偉くて素晴らしいという意味で、令嬢などの用例になったと思われる
だからいいものではなく、令嬢ならば役人の娘というだけの意味で、役人を称賛するうちわ誉めの世界だろう