「元TBS記者、山口敬之・準強姦事件」 被害届提出の「詩織」さんの申し立てに検審「不起訴相当」議決 

TBS 1時間前

 元TBSテレビ記者のジャーナリストが女性への準強姦容疑で不起訴処分となり、女性が審査を申し立てていたことについて、検察審査会は「不起訴は相当」と議決しました。
 元TBSテレビ記者でフリージャーナリストの山口敬之氏をめぐっては、28歳の女性、詩織さんに対する準強姦の容疑で警視庁が逮捕状を取ったものの、逮捕直前になって執行されず、東京地検が嫌疑不十分で不起訴処分としていました。

 その後、詩織さんは、逮捕状がもみ消されたとして、今年5月、記者会見をして検察審査会に審査の申し立てを行っていました。

 これについて検察審査会は、「慎重に審査したが、不起訴処分を覆すに足りる理由がない」として、「不起訴は相当」と議決したことを発表しました。山口氏の不起訴処分が確定することになります。

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2017年9月22日16時01分 朝日新聞

 ジャーナリストの詩織さん(28)=姓は非公表=から「性犯罪被害を受けた」と指摘された元TBS記者の男性ジャーナリスト(51)に対する東京地検の不起訴処分について、東京第六検察審査会は22日、「(準強姦〈じゅんごうかん〉事件は)不起訴相当」とする議決を公表した。議決は21日付。詩織さんが5月に審査を申し立てていた。

 議決書は「不起訴記録及び申立人(詩織さん)の提出資料を精査し、慎重に審査したが、不起訴処分の裁定を覆すに足りる理由がない」としている。

 詩織さんは、2015年4月3日に当時TBSの記者だった男性と都内で会食した後、同日深夜から4日早朝にかけて意識のない状態で、望まぬ性交渉をされたと訴えていた。

 審査申立書によると、警視庁は15年4月末に準強姦容疑で詩織さんの告訴状を受理。8月に書類送検したが、東京地検が翌年7月、嫌疑不十分で不起訴処分としていた。