濁り水の中で生きる
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自分は世界大学2年理財学科・相撲部の者です。
相撲部のコーチに言われて、後輩の一年生部員をかわいがりました。
ちょっと故障させました。
その後輩の親が警察に被害届を出して、コーチと自分が取り調べを受けました。
自分はコーチに心まで支配され、恐怖のうちに、他にどうしようもなく、
後輩に危害を加えたと申し述べました。
結果、寛大な処分を得ました。
しかし自分もそこまで愚かではありません。
自分がコーチの命令に従ったのは、
もしこのことが明るみに出ても、自分は、コーチに心理的に支配されて実行したと述べればいいのだし、
明るみに出なければ、部活内部で有利な立場に立つことができ、ひいては就職に有利となるのであって、
失うものは何もないからです。
過去の事例からそのように判断しました。
しかし今後自分のような悪い人間が出ないように防止するためには
やはり自分に罪を認定してほしかったと思うのです。
執行猶予付きで実際には罰の執行はないとしても、書類と経歴には残ることが必要ではないでしょうか。
私のような卑劣な利益衡量をしてしまう人間を少なくしたいものです。
君たちはどう生きるかと問われていると感じています。
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