マジックインキ

“1970年代後半、ある電池メーカーが液漏れ防止のために「継目のない金属容器」を製造する事を試みていたが、当時一般的であった「深絞り」による方法ではあまりに費用が嵩むことが問題になっていた。同社の担当者は社内の技術研究会で掲示するために模造紙にマジックインキで「量産方法は?」と書き込んだが、その途端自分が握っていたマジックインキを見つめ、自分たちが必要としていた技術が既に実用化されていた事を発見して驚いたとのことである。”